お客様には見えにくい、「塗装の本当」と「職人の本音」をこっそり教えます。
職人のプライド
ちょっと遡りますが、昔の住宅塗装はお客様が町のペンキ屋さんへ直接発注し、ペンキ屋さんは職人としてのプライドを持ち真面目に仕事をすることで、口コミでお客様が増え、お互いによい関係を築いていました。
ところが昨今では塗替え専門の訪問営業会社が現れ、行き過ぎた価格競争のせいで価格破壊がこの業界でもおこり、営業が苦手な町のペンキ屋さんは仕事が減り、下請けを細々とこなしているのが現状です。職人が職人の仕事ができなくなり、すべてのバランスが崩れてしまいました。
その頃から価格を先に決めてしまい、その枠内で工事を無理やりおさめてしまうやり方が増えてきました。残念なことですが3回塗りの工程を2回塗りに省く、ペンキを規定よりも薄めて使い塗料代を浮かす、ひどい場合は約束した塗料と別のものにしてしまうなど、お客様に見えない部分での手抜きをして安く早く施工されている事例があることも否めません。これではなんのための塗装工事をするのかわかりませんね。
下地処理
塗装をする表面が経年劣化で塗装が剥がれたり、錆びている状態を塗装に適した状態に戻すケレンという作業があります。
錆をどこまで落とすのか、ある程度表面上の浮いている錆を落とすだけでいいのか、塗装面が平滑になるまで磨き上げるのか、もっといえばどれ位をもって平滑というのか・・・ 目指す仕事によって答えは当然違ってきます。
新築の新しい家を塗装する場合、職人の腕による違いも出にくいと言われます。決められた量の塗料を使い、決められた量で希釈し、決められた工程で決められた回数塗る。多少の経験さえあれば同じような仕上がりになります。
その点、塗替えの仕事では職人としての意識が常に試される作業の連続です。限られた予算の中で、どれだけ真摯に仕事に向き合えるか、家の状態によっては実際の塗装よりも下地処理の方にコストや時間がかかることだってあるのです。
高圧洗浄
外壁塗装での下地作りで必要な「高圧洗浄」塗膜の『浮き』や『剥がれ』などのトラブルを回避するためには不可欠の作業です。
その圧力についても高圧をかけて苔や汚れを一気に落としてしまいたいところですが、あまり高圧にするとその分塗装面に障害が発生することもあります。むしろ時間をかけて、いかに丁寧に洗浄するかが大切です。いろいろな場面で職人の誠意が問われます。
板橋美装では低騒音型の高圧洗浄機(約65dB 普通の会話程度)を使用し近隣の方々への配慮も忘れません。
お手入れ楽々 環境にもやさしいルミフロン
ルミフロンでは塗膜表面の親水化技術により、降雨時に油性成分を含んだ都市型汚染物質を浮き上がらせ、押し流すセルフクリーニング機能を確立しました。これにより、普段のお手入れがさらに簡単に楽になります。
また普段の掃除回数も減るので洗剤を使用することも減って環境にもとても優しいんです!
満足いく仕事のために…
見積時に見つからなかった破損等 作業を開始してから補修を必要とする様な箇所が見つかる時があります。
また契約では塗装範囲に含まれていない部分でも、古い塗装のままだと浮いてしまい全体的な美観のバランスを崩していると職人が思った時にはサービスで塗らせていただくこともございます。
それぞれお客様にご相談の上、お互いに満足できる仕事を心がけています。